檜枝岐に伝わる独特のそば料理と山人(やもうど)料理。 素朴ながらも深みのある味わいが、旅情と山に生きる人のぬくもりを感じさせます。 また、四季折々の食材をふんだんに使った料理など、館内の歌舞伎亭のいろりでどうぞ。
 山人料理は、山仕事をする男たちのための料理でした。 きのこ・山菜など素朴な風味は食する人々を魅了してやみません。 またつなぎを使わないそば粉100%の裁ちそばもぜひご賞味ください。

※季節によって料理内容に変更がございます。予めご了承下さい。
裁ちそば

山間の地に咲く白くて愛らしい花が、実りの秋を迎える。
継承された技から素朴で懐かしい味が今も生まれる…。

つなぎをまったく使わない純生そばです。畳むと割れてしまう生そばを、2ミリほどの厚さに伸ばし、 丸いまま何枚も重ねて裁つように切ることから「裁ちそば」と呼ばれるようになりました。
山  人
や も う ど
料  理

その土地ならではの
料理を食すことは、
旅の楽しみのひとつ。
山河の食材を活かした
素朴な味わいを
心行くまで堪能する。
はっとう
ほんのり甘く、もちもちした口触り。呼び名は「ご法度」から。 昔、あまりのおいしさに村人が食べることを禁止されたことから。檜枝岐の代表料理。
つめっこ
山菜やきのこ、鶏肉などとちぎったそばをみそ汁の中に入れ込んだもの。 山人がちぎることをツメールということから「つめっこ」と呼ばれる様に。
ばんていもち
硬めに炊いたうるち米を臼でついたもの。 味噌焼きやイワナ味噌、油味噌、熊の油、蜂蜜などをつけて食べます。
でんがく
そば粉、ごはん、漬け物のみじん切りをこねたものに、さんしょう味噌やねぎ味噌をぬり、焼いて食べます。
イワナ
渓流魚の王様イワナは、檜枝岐の清流ならではの恵み。 活きの良さから刺身も美味ですが、何と言っても熱々の塩焼きは最高の一品です。
山菜料理・きのこ料理
山里の檜枝岐は、春の山菜にはじまり、秋のきのこなど、豊富な山の幸に恵まれます。
先人の知恵から生まれた、檜枝岐独特の四季の味覚をお楽しみください。