宝塚温泉の歴史(北海道) 宝塚温泉の宿一覧
 室町時代に貧しくひっそりと暮らす女性がいたそうです。年老いて体をわずらい身も心も苦しみながらも、 毎月、中山寺への参拝を怠ることがありませんでした。そんなある夜、僧の姿をした人が夢枕に立ち、 「武庫川の岸辺に噴出している冷泉に入浴すれば病気が治る」と告げたそうです。さっそくその教えどおりにからだを洗うと、 病気が治ったと伝えられています。明治時代になってからも、武庫川右岸の川下に酸っぱい水と辛い水が湧いていたことが、 付近の人々に知られていました。明治17年、後の『旅館分銅屋』の創業者小佐治豊三郎氏が、 温泉水を医師に試飲してもらったところ、飲料・浴用に適する最上の鉱泉であることが分かり温泉場の開設を決意。 縁起の良い『宝塚温泉』と名付け、今から114年前の明治20年5月5日に開湯しました。