「湯河原温泉」の頁で書いた通り、治承4年(1180年)石橋山の戦いで敗れた頼朝は、 土肥実平らに護られて海路安房へ落ち延びた。その落ちた先が千倉を始めとする房総半島である。頼朝の乗っていた愛馬は足を痛め、 歩行が不自由になっていた。そこで、近くに湧いていた清水に馬の足を浸して洗ったところ、馬は元気を取り戻したので、 頼朝はこの水を沸かすよう命じて自らも入湯し、疲れを癒したという。これが千倉海岸温泉発祥の逸話ともいえる。 川尻川の下流に建つ『千倉館』という宿は、頼朝が湯に浸かって力を蓄えたこの故事にちなみ、大浴場に「出陣風呂」と 名付け名物にしている。かすかに硫黄を含んだ湯は淡黄色で、神経痛やリウマチ、切り傷などに効く。
千倉海岸温泉の宿一覧
34.978568,139.96464









