大牧温泉の開湯は1183年。平家の武将が源氏の追撃を逃れ隠れ家を求めて大牧の辺りを彷徨っていた時、河畔からコンコンと湧き出る温泉を発見し、その湯を口にし湯あみをして創傷の身を治したのが始まりと伝説が残っているくらい程歴史は古い。昭和5年(1930年)に小牧ダムが完成した際に温泉はダムに沈んだ。多くの村人が親しんでいた温泉を何とか続けようと、豊富に湧き出る源泉を湖底から採り込み、温泉宿は湖面の上に移転して大牧温泉を存続させた。しかしダムを渡る交通手段は船以外整備されず今日まで至っている。小牧ダムより遊覧船で約30分、船でしか行けない秘境と称される温泉地。また小牧ダムは完成当時、東洋一の規模を誇り、平成14年(2002年)に国の登録有形文化財に指定された。
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