本州最果ての下北半島に日本三大霊場の恐山にある。イタコで知られる恐山に温泉があるのはあまり知られていないが、良質の温泉が湧き出している。草木があまり生えず荒涼としたこの異空間に、862年(貞観4年)に慈覚大師が開山して以来の、古い歴史を持っているのが恐山温泉。恐山円通寺境内にあり、参拝者なら誰でも入浴可能。男女入替え制の古滝の湯と冷抜の湯、右手には寺務所用の薬師の湯と混浴の花染の湯が配置されている。いずれも熱めの白濁した湯で強い硫黄臭を放ち、それぞれが異なった効能を持っているのが特徴。冷抜の湯は神経痛やリウマチに、古滝の湯は胃腸病に、花染の湯は吹き出物や切り傷に、薬師の湯は眼病などと、多くの効能を誇る。昔は、この温泉で身体を清めてからお参りしていたという神聖な湯につかり、心の底から安らげる静かな時を愉しみたい。また宿坊もあるが、あくまでも円通寺の宿坊であり温泉旅館ではない。温泉の泉質は硫化水素含有酸性緑ばん泉。源泉温度は70〜90℃。
41.329244, 141.09237









