十和田湖の西北、国道102号沿いに沿って流れる浅瀬石川渓流に湧き出す温川温泉。南八甲田連峰の主峰櫛ケ峰の山裾に位置し、周囲は楓やブナに囲まれ、秘湯ムードが漂う。その歴史は古く、江戸末期?大正にかけて本地で暮らした藤助が浸かった、混浴露天風呂をモデルに造った。また19世紀の終わりころは、杣人(そまびと)たちや十和田湖を探勝する人たちだけの憩いの場所でもあった。昭和4年(1929年)には、吉川英治(1892年?1962年)が黒石から40キロの道のりを、下駄で歩いてこの温川へ来た記録が残されている。この辺りは川の水がぬる湯になっていたことから温川(ぬるかわ)と名付けられたと云う。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。温泉の効能は動脈硬化症・皮膚病・便秘症・神経痛・腰痛・胃腸病など。
36.500056,138.683428









