険しい山奥にあり、猟師など限られた人だけに利用されいた黒薙温泉。黒部川の支流、黒薙川沿いに位置し、深山幽谷の隠れ湯温泉だった。発見は正保2年(1645年)に遡るり、慶応4年(1868年)に、当時の加賀藩により温泉場として開湯を許可され多少は知られるようになった。その後、大正中頃に電源開発用の鉄道敷設により、ようやく一般利用され始めました。大正13年(1924年)には宇奈月までの引湯管が完成するが、利用権を得ていない土地をほんの少し通過していたことから、これをめぐって土地の権利者が起こした民事訴訟が、権利の濫用の判例として知られる宇奈月温泉事件である。温泉の泉質はアルカリ性単純温泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、五十肩、関節痛、運動麻痺、打ち身、慢性消化器病、冷え性など。今日ではトロッコ電車の黒薙駅から約600mと近く、また渓谷美が満喫できる一軒宿として親しまれている。
36.785827,137.629026









